クリストファー・ノーラン監督、レオナルド・ディカプリオ主演のインセプション。
クリストファー・ノーランすげーわ。複雑な世界観、見事な映像。頭の中の世界なので、何でもありであり、その不思議で多重構造の世界を見事に描いています。
そして依頼人でもある重要な人物を渡辺謙が演じているのですが、日本人がこのクラスの映画で、しかも完全アウェイな舞台で堂々と演じて存在感を示すのは素晴らしいですね。日本人として素直に嬉しい。
人の頭の中に入り込み、アイディアを奪う集団。そして、今回のミッションは逆に違うアイディアを埋め込むという難しい内容。この潜在意識に埋め込むというか、その適宜の難しさをハメていく流れは素晴らしい。ある意味ルパン三世やオーシャンズイレブンのように完璧な設定と準備の中で進めていく展開は手に汗にぎる面白さ。
映像の素晴らしさというか表現は秀逸な物を感じます。
脚本とか原作の勝利。それを作り上げたノーラン監督がすげーんだわ。
しっかりとした物語。映画らしい映画。そして、映画館の集中力の中で観て欲しい映画です。
TVやビデオではもったいない映画です。
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