ローランド・エメリッヒ監督最新作「2012」。もう、数々の地球の危機を描いてきた壊しの映像表現の第一人者ですから、とにかくその部分に注目の映画です。
映画自体はツッコミ所が満載ですが、今作品は激しくその部分には目をつぶりましょう。もう、これくらい壊したら監督冥利につきるのではないでしょうか?作る方もすげー楽しんだのではないかな。これ以上は壊せないでしょ!ってくらいですし、監督のコメントでもそんな事言ってたかも。
こんな映画に出てくるのかよ!と思う、ジョン・キューザックですが、うん、やっぱどーでも良いや。この映画で彼が活きてくる感じもなかったし、これはローランド・エメリッヒ映画なのだ。
ほんと、ツッコミ所はいーっぱいなのよ。
これをマジで考えたらしょーもない作品になってしまう。
でも、世の中が壊れて行く様子は素晴らしく楽しめる。おそらくここまでがこの映画のピーク。あとは、それぞれ人間模様だとか、どーなるの?的な物語の行方を追うだけなのだが、まぁこーなるでしょって予想はつくし、良くも悪くも裏切っていない。
感動してねって部分でもツッコミ所がひっかかり素直に感動できないのが残念。いや、ツッコミは忘れてって思うんだけどさ、観ている最中は心の中でツッコミまくってる訳で、感想を述べる時には冷静に考えれるが、その時は無理。なので、泣かせの場面は個人的には失敗だねと思っています。
が、とにかくこの映画はそんな小さな部分はどーでも良いのだ。
崩れ行く地球の様を楽しむ映画です。