映画が好きなんです!

映画とDVDを中心に書いてます。 劇場での初日チェックが基本ですが、 たまーに遅れます・・・
でも、新しい映画を探している人におすすめです。 その他にもバイクと日常のこだわりをブログにしてます。

2004年09月

地球環境保全委員会

よく言う事なのだが、SAVE THE EARTHという言葉が嫌い。
前にも書いたかもしれないが、嫌い。
人間のエゴ丸だし、全ての生物の中でも最もウイルスのように地球に寄生し、破壊しつづける諸悪の根源である人間。その「たかが」人間ごときに地球を救えはねーだろ。できるもんならやってみろ!である。もっと謙虚にSAVE USなら納得できる。人間らしい表現じゃねーか。ワシらを守ろう!ならよくわかる。ここらへんの話は、映画だの漫画のテーマになったりすることからも、内心みんなそういう風に感じてるんじゃないかと思ったりもする。一部の偽善的な「戦争はんた?い」だの「地球をすくお?う」だの言ってるワガママ人間達は豆腐の角に頭でもブツケて死んでしまえば良い。バイク乗り達は人一倍自然を感じて、季節を感じて生きている。そんな人達の環境への取り組みも理解できないわけじゃない。が、地球がやばくなったらオレ達がやばいんだと素直に認めてしまった方が、気持ちが楽になるのではないかと思ったりもする。地球は汚れようが、生物が死滅しようが、宇宙から見れば地球は地球。かのカールセーガン博士は生前に、宇宙人がいる確率を数式にして説明してくれました。(幽霊は認めんが、宇宙人はいる!)その式の理論を簡単に説明するとこう、惑星の中で、生物が誕生しうる確率に、知的生命体が発生しうる確率をかけて、その生命体が戦争だの病気だのを無事回避して未だに存在しうる確率をさらにかけて・・のようにいろいろな確率をかけていく。でもその確率から導きだされる数値は宇宙の惑星の数からすると数千、数万の惑星が該当しうるという式。生まれたばかりの人間と言う危うい生命体は次の確率に残る事ができるのか、それは人間が自然に対し謙虚に自分を見つめ直す事ができるかにかかっていると思う。

STAR WARS DVD

ついに、やっと、待ちに待った発売。『スターウォーズ旧3部作DVD』でございます。
改めて思う、オイラ達の世代の原点はココにあった。みんな衝撃を受けて、人によってはその後の人生を左右するくらい、俺程度でもこの映画で人生変わったもん。この映画に出会わなければ今頃普通のサラリーマンだったかもしれない。間接的にであればこの映画に影響を受けた人に今の人は影響を受けたりしてて、やはりこの映画の影響の大きさはものすごいものなんだと、今更ではあるが納得。そして、この映画に出会えた事に感動。このDVDのおまけに色々な人のインタビューがあるのだけれど、やはりというか、そうなんだというか、あの人もこの人も影響を受けていた。特に同じような世代はみんなこの映画を見る為に並んでいたのだった。監督というか、総指揮はもちろんルーカスなんだけど、この人の学生時代はかなり凄い。黄金時代とでも言うか、周りにデパルマがいる、スコセッシもいる、大学ではないが、コッポラがいる。で、大学は違うけどスピルバーグもいる。凄すぎる世代。コンピューター業界で言えば、ジョブスとゲイツが競い合っていたような夢の競演。その時代にして人とは違うといわれたルーカスであったり、スピルバーグはそれぞれ『THX-1138』だの『AMBLIN』(この映画は後にスピルバーグの会社の名前にもなる)を作り、スピルバーグは後に『激突』、ルーカスは『アメリカングラフィティ』でさらに注目をあびる。
そしてスターウォーズにつながるのだが、ロード オブ ザ リングだって、タイタニックだって、スターウォーズとの出会いが無ければ存在しなかったかもしれない事を考えるとスターウォーズ公開されたあの日、今日の映画の夜明けとも言える日であったのだ。
もちろん、スピルバーグにだってルーカスにだって影響を与えた映画は山の様にあるのだろうけど、俺らの世代はルーカスによって影響を受けた。
そうそう、ちなみにこのDVD(やっと感想?)なんだけど、見事に蘇ってます。キレイだは音は良いし、エンディングもイジッてるし、新作と言っても遜色ないです。20周年記念バージョンですら普通に映画1本分くらいのお金かけて修正してるし、待ちに待ったかいがあります。

ビレッジ

シャマラン監督のビレッジを見て来た。 糞です。ハッキリ言って糞。 サイン程の大糞ではないものの、駄目駄目。 ここまで来るとシックスセンスがたまたま良かっただけなのか?と思わせる。シャマランの世界観は稚拙すぎる。サインの時はあまりに幼稚な設定に唖然としてしまったが、今回は独特な世界はあるものの、どーなのよ!というのが感想。ネタバレしてしまうと糞が大糞になってしまうので、避けるけど、サインにしても今回のビレッジにしても良かったと思える人は本を読んで自分の中の想像力を磨いた方が良いと思う。江戸川乱歩でも読んで想像力という物を脳に刻み込んだ方が良い。サインは本当にヒドイ映画だったから、それから比べるとはるかに良い。しかし、決して面白い映画ではない。アンブレイカブルはまだ面白かった。基本的なアイディアは悪くないんだと思う。でも、最後まで引っ張る想像力が映画全体におよばない。幽霊はまだハマった。運命的な壊れる男と壊れない男。ここまでは大丈夫。ミステリーサークルを題材にするのは良かった。でもそこに変な宗教や宇宙人まで出したのは失敗。オチは最悪。で、ビレッジ。ネタバレさせたくないので、最後までは書かないけど、閉鎖的なビレッジと森の関係は悪くない。でも最後までもたない。ちょっと退屈。読めてしまう展開も駄目。ドキドキもワクワクも愛と語るわりに何も無かったり、展開もテンポも良くない。やっぱりシックスセンスが良かっただけの監督になりつつある。今回も本人がヒッチコックばりに登場してる。そこを見つけるだけが楽しみか!? 続きを読む

俺式現代芸術論其の壱

俺式な芸術論なので、異論、意義、反論はあるだろうけど、気にしない。で、別に理論に裏付けがあるわけでもないし、同じ意見の話があったとしても、聞いてないし読んでもいないので、気分は俺式で納得して欲しいと思います。
無機質な感じがアート。これがテーマ。いわゆるモダンアートとも違うデジタルな人臭く無いアートの事です。昔はさ、山や海、花や森など自然がいっぱいだったわけで、目にする物も感じるものもそれらが全てだったし、中心だったと思う。建築物にしてもどこか暖かみがあるのも職人達の手による作品だったからだと思う。でも今は、キレイな直線も曲線もデジタルで簡単にできるし、仕上がりも綺麗。自然にしても、結局は分子レベルでは規則性の中で構築されているわけだし、規則性の無い規則もちょっと前にマンデルブロート集合という表現方法によって描かれたりした。それに今時の高層ビルなんか実に規則的な直線と曲線で作られている。で、それらを自然に見て育っているわけで、それが感性に大きな影響を与えていると思っているわけです。音楽にしたって、アナログな人間臭い音楽からデジタルになって、それが自然に耳に残ってたりが普通になってる。そんな人たちには、キレイな直線や規則性が心地よかったりしてるハズだと思うんです。良いからそういう世の中になってる訳ですから、嫌いな訳が無い。で、そこに感性を受けている世代には規則的、数学的な配列が創造を生み出し、表現となって形になっている訳です。ちょっと昔のデジタルっぽい世界が始まった時は表現が未熟なため色数が少なく、モノトーンなデジタル感が先行していたが、技術の向上とともに表現力が増し、今では色数も多くなり、良い意味でアナログな暖かさを持つ規則感が出てきていると思う。
もちろん今迄の芸術が無くなる訳ではないけど、新たにこういった感性と創造物が加わってきていると思います。

アイ ロボット

先行上映アイロボット。
あまり大きな期待はもってなかったのだけど、面白かった。ちゃんとストーリーもあるしさ。時代設定が少しきになったけど、「未来」としての姿は良かったし、楽しめました。SFの質は本当に良くなってる。来年はスターウォーズの年だけど、あまりに王道的なスターウォーズが物足りなく思えるほど、SF映画のバリエーションが広がっている。大きく分けると、スターウォーズを中心とした違う文化、惑星が舞台で、日常とはすっごく離れている世界感のSFとブレードランナーが代表にあがる近未来の話で、やや人間臭い所が残る映画があります。以前は技術の問題もあり、離れた世界感の方がSFらしく作れたのだと思うのですが、ブレードランナーが特別すぎてなかなか日常にSFをミックスできなかったのだと思う。
ところが最近は、自然に技術が溶け込み、あらゆる世界感が作れるようになり、ストーリーの幅も広がってきている。キューブリックのA.I.にしても、当時の技術では世界感が作れなかったわけで、今、今回の映画もそうだけど、思い描く世界が自由に作れるようになり、そういう意味で、特別な世界観を必要としなくなった事で、スターウォーズも気を抜くと感情移入や共感という部分で物足りなくなりがちな時代になってきたと思う。もともと優れた設定とストーリーなので、期待はしてますが、作りやすくなったからこそ、SF映画の製作は逆に難しくなったように感じます。
記事検索
タグクラウド
QRコード
QRコード
プロフィール

ロキ

  • ライブドアブログ